久しぶりのブログです!

今日は救急病院勤務時代のことを書こうと思います。

随分前のことですし、記憶も曖昧なため、フィクションだと思ってお読みください。では…


救急病院物語 第一話

 
国家試験をパスし、未来に期待と不安を抱き就職先を探していた僕は、縁あって○県の一次救急の病院に勤務することになりました。

しかしそれは、整骨院での経験しかなかった僕にとって未知の世界を経験することになるのです!!

勤務初日 緊張の初出勤です。
 
面接の時に一度来ているとはいえ、どんな職場かは働いてみるまで分かりません。

先輩たちの笑顔もアメとムチ作戦かもしれません…。油断は禁物です。


新人は挨拶回り、見学、研修などで忙しく、やっと昼休みかと思ったら…僕一人だけ主任に呼ばれます。
 
当然新人には、休憩などというものはありません。

外来の受付が終了したフロアに主任と二人でいると、「オーイ、助けてくれ~誰かいないか~?」と入り口から声が聞こえます。

恐る恐る見てみると、頭から顔にかけて血だらけの男の方が歩いてきます。 
 
パニックです。

 
何もできずに立ちつくしていたら、いつの間にか主任は止血の処置をしています。
 
「手伝え」と言われ、何もわからぬまま補助につき、婦長やDrも駆けつけ、すぐに治療は終わりました。

患者さんは頭を切って出血していただけでした。
 
患者さんもやっと安心したのかホッとしています。


僕もやっと我に帰り、皆をよく見てみると…ナント全員しっかりゴム手袋をしているではありませんか!

心の中で叫びました「僕にもグローブを…と。泣

 
出血の患者さんが来たらグローブを真っ先に付けることを学んだ初日でした。

(*血液を介して感染症にかかることを防ぐため、医療従事者はグローブをつけます。)